その言動、大丈夫ですか?主介護者と家族の関係

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主介護者とは?

介護業界では主介護者という言葉がよく使われます。
主介護者とは高齢者などの介護を主に行っている人です。
例えば母親・息子夫婦・孫がいる世帯で母親が寝たきりの場合、日常的な介護を主に息子の妻が行っている場合、妻が主介護者となります。

毎日の介護は言うまでもなく、大きな負担を伴うものです。
抱き起こしたり、ベッドから移動させたり、車椅子に移乗させたりなど肉体的な負担も相当なものですし、排泄物の処理、意思疎通がうまくいかないなど精神的な負担も伴います。

主介護者には感謝の気持ちを表そう

このような状況で、別居してる夫の兄弟などほかの家族が、介護の方法などに口を出すと良好なコミュニケーションがとれなくなることがあります。
主介護者の立場からすると、自分は介護をがんばっているため、実際に介護をしない他の家族が口だけ出してくると、とても不満に感じるからです。

特に困るのが、同居をしていない他の子どもなどが口を出すことです。
いっさい介護を手伝わないのに、たまに電話をかけてくるような人は、実際にどのような介護が行われており、主介護者がどれだけ苦労しているのかが理解できていません。
ですからたまに親に会いにきたときに、以前より衰えている様子を見て、文句を言うこともあります。

また、主介護者は家事や仕事、子育てなどほかの用事もたくさくんあります。
日々多忙ななかで、計画的に時間を作って介護をしているのです。
それなのに、こちらの都合も確認せずに勝手に介護されている親を連れ出したり、孫を伴って会いにきたりするのも、主介護者にとってはとても困ることです。

また介護には出費がつきものです。
毎日の紙おむつ代や、要介護者が暮らしやすいように自宅に手すりをつけたりバリアフリーにしたりといったリフォームが必要になることもあります。
このような出費は、外からはわかりません。
それなのに親の年金を使い込んでいるのではないかなど、経済面にまで口出しをする親戚もいます。
はなはだ迷惑ですね。

介護に関わっていないにもかかわらず、主介護者に介護に対する口出しをするのはくれぐれも控えたいものです。
むしろ感謝の気持ちを持って、接するように心がけましょう。

自分では親などの要介護者のためと思っておこなった言動が、深く相手を傷つけることもありますし、要介護者を興奮させたり疲れされたりするなど、悪影響を及ぼすこともあります。
何か改善してほしいことがあるなら、自分もできるかぎり手伝うことを前提に誠意と敬意をもって話し合ってください。
主介護者は四六時中、介護ができるような人はいません。
もっと手厚く介護してあげたいと思っていても、仕事や家事、子育てなどもあります。
そのうえで、可能な限り時間を割いて介護を行っているのですから、パーフェクトな介護は誰もできません。
このことを理解して、介護をしていない人は、主介護者を尊重することが大切です。