介護鬱とは?

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精神的なストレスが原因の介護鬱

介護は心身ともに負担が大きく、介護をされる側もつらいですが、介護をする側も大きなダメージを受けています。
このため、精神的にまいって介護鬱になる人も少なくありません。
介護鬱とは、介護の負担が引き金になってうつ病になることをいいます。

最初は世話になった親の介護をして恩返しをしようと張り切っていても、精神的なストレスが溜まりますし、自分自身も老化が進んだり、体調がすぐれなかったりして思うように介護できい状態になり落ち込むこともあります。
また、介護は何かとお金がかかりますから、経済的な負担や将来に対する不安などが原因でうつ状態になることもあります。

介護鬱の症状

介護鬱といっても、病状はうつ病と同じです。
ですから症状もうつ病の症状と同じものです。
気持ちが塞ぐ、イライラする、何をするのも面倒、前向きな気持ちになれない、いつも不安感がある、すぐに自分を責めてしまう、見た目を気にしなくなり服装にかまわない、何日もお風呂に入らなくても気にならなようになるなどの症状がでます。

また、夜眠れない、便秘になる、食欲がない、めまいがするなど体の不調がでることも少なくありません。
このような症状がでたら、介護鬱を疑いましょう。
うつ病は、進行すると死にいたる病です。
何をする気にもならず、自分なんか生きていても意味がないと考えるようになり、ついには自殺をしてしまうのです。

介護鬱になりやすい人

同じように介護をしていても、介護鬱になりやすい人と、そうでない人がいます。
介護鬱は真面目で責任感が強く、悩みや困ったことがあっても誰にも相談せずに、自分で解決しようとする人に多くみられます。
ですから、介護を完璧にしようと考えずに、あるていどの合格ラインを満たしていればそれでいいと考えましょう。
虐待や介護放棄は問題外ですが、通常のお世話していれば、それ以上完璧にしようとあまり考えないことです。
訪問介護やショートステイ、デイサービスなどの介護サービスを積極的に利用しましょう。

特に親の介護をする年代は40代~50代、60代前半の女性が多いのですが、この年代は閉経など体調が変わる時期に当たっており、更年期鬱にもなりやすいのです。
更年期と介護のダブルの負担でうつ病を発症しやすいですから注意してください。

うつ病はゆっくりと休養をとり、薬物療法で改善できる病気です。
自分一人でがんばるのではなく、行政サービスなどを上手に使って、介護から短時間でも離れることも大切です。
介護鬱は放っておくと自殺にいたる怖い病気であることをしっかりと認識して、ストレスを感じたら休養したり、ストレスを発散したりするよう心がけましょう。
そして悩みや困り事を自分一人で抱え込まず、誰かに相談することも大切です。