骨関節疾患のリハビリ方法

投稿日:

骨関節疾患とは?

骨関節疾患は、骨や関節が変形するなど異常をきたす病気で、高齢者が要介護となる原因の1つにもなっています。
骨や関節は体を支えたり、体を動かしたりするのに、なくてはならないものです。
この部分に障害が起こると、痛みに悩まされるだけでなく、日常生活に支障をきたします。
適切な治療と、リハビリが必要です。

骨関節疾患の治療は薬による内科治療や、手術などの外科治療が行われますが、リハビリテーションも非常に重要な療法です。

骨関節疾患のリハビリ

骨関節疾患にはさまざまな病気があります。
いずれの場合も検査をもとに医師が診断し、どのような治療やリハビリテーションを行うかが決められます。
リハビリテーションでは理学療法や物理療法、補助具を使う装具療法、生活指導、運動などが主体です。
また介護保険を活用すれば、少ない費用で自宅のリフォームができますし、訪問介護や訪問リハビリなどのサービスが利用できます。
自宅での介護やリハビリは、ケアマネージャーと相談して、病院や高齢者施設などと連携しながら行いましょう。

今回は、骨関節疾患のなかでも特にリハビリテーションが重要な病気である骨折、変形性股関節症および膝関節症、変形性腰椎症および頸椎症のリハビリの内容を確認しましょう。

●骨折
骨折のリハビリテーションは、手術や骨を固定してその部分が動かせなったために筋力の衰え、関節が固まるのを防ぐことが目的です。
骨折した部分をなるべく動かさないようにしながら、骨折部以外の筋力を向上させるトレーニングや、関節を動かすトレーニングなどを行います。
また、高齢者は転倒して骨折することがとても多いので、転ばないように足の筋力を鍛えることも大切です。

●変形性腰椎症および頸椎症

変形性腰椎症と頸椎症は、腰や首の部分に異常きたす病気です。
加齢などによって骨と骨の間隔が狭くなる、骨がつぶれるなどして痛みを感じたり、神経が圧迫されて足や腕などが痛む、しびれる、麻痺するなどの症状があります。

リハビリは骨や関節を守ってくれる筋肉の柔らかさを維持すると同時に、筋力をつけることが目的です。
筋肉をリラックスさせるためのマッサージやストレッチなどのリハビリが行われます。

●変形股関節症および膝関節症

股関節や膝関節が変形する病気です。
加齢によって発症することが多く、肥満で関節に負担がかかる人や、重労働で関節を酷使してきた人に多い症状ですが、けがが原因で起こることもあります。

関節の変形は手術によって人工関節に取り替えるのが一般的ですが、何らかの理由で手術を行わない方がよいと判断された場合は、痛み止の薬や注射による温存療法が行われることもあります。

この病気は痛みがあるので、運動量が低下して筋力が衰えるケースが大半です。
筋力を強くするために脚の上げ下ろしや、水中ウォーキング、ストレッチなどのリハビリを行います。