神経・筋疾患のリハビリ方法

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神経・筋疾患とは?

神経・筋疾患とは脳や末梢神経、脊髄、筋肉などが何らかの理由で異常をきたし、運動機能に障害をもたらす病気です。
神経・筋疾患で特に知られているのは高齢者に多いパーキンソン病や、筋萎縮性側索硬化症病気です。

これらの病気では運動機能に障害が起こるので、早期から症状に合わせてリハビリを行う必要があります。

発病の初期の段階ではまだ症状が軽いので、この時期からリハビリを行うことが重要です。
この時期は通院をして適切な治療を受けながら、リハビリを行っていきます。
リハビリは主に、日常生活における支障を最小限に抑えることを目的に行います。
歩く、階段を上る、お風呂に入るなどの日常生活を自分で行うことそのものが、リハビリとなります。
ですから、介護をする家族はなるべく手を出さず、本人が行えることは自分でさせることが大切です。

また食べ物をうまく飲み込めない嚥下障害が出やすいので、誤って気管や肺に食べ物や飲み物がは入らないようにするためのリハビリも必要ですし、食事に嚥下食を活用するなど食べやすい工夫をすることも大切です。

パーキンソン病のリハビリ

パーキンソン病のリハビリは、早い段階から首や胸、腰の関節の働きを衰えさせないように、意識して良い姿勢を保つと同時に、日常生活でなるべく動くように心がけてください。
症状が進行するとすくみ足や姿勢がうまく調節できなくなって、始めの一歩がなかなか出ない、歩き始めると突進したように歩くといった症状が出て転びやすくなります。
転倒を防ぐための歩行訓練を行えいましょう。
このときに腕をなるべく大きく振り、歩幅も広くとってあること、歩き出しと止まるとき、また方向を変えるときにうまく動けるようにリズムを付けて歩く、床に線を引いてそれを目印に歩くといったリハビリが行われます。

またパーキンソン病は、認知症へと発展しやすいという特徴があります。
念のために認知症になった場合の対応も考えておきましょう。

筋萎縮性側索硬化症のリハビリ

筋萎縮性側索硬化症は脊髄の運動神経に障害が起こる進行性の病気です。
急速に筋力が低下し、筋肉が萎縮するので、残っている筋力を維持するためのリハビリを行わないと、呼吸ができなくなることもあります。
この病気は、介護者の負担が非常に大きいため、車椅子など適切な装具や補助具が必要です。
そして、日常生活での介助負担を軽くすることも、リハビリの重要な目的となっています。
ただ、筋力を使いすぎても筋力が低下する恐れがあるので、運動量を正しくコントロールすることがポイントとなります。

これらのリハビリは医療機関と福祉機関、行政などが連携しなければ適切に行なえません。
理学療法士や作業療法士によるリハビリを受ける必要があるので、ケアマネージャーに相談して、リハビリの効果が最大限に引き出せるよう計画を立てましょう。